犬を飼うと決めたときから必要な「心の準備」と、ひとつの「覚悟」

微笑むジャックラッセルテリア うちにワンコが来るまで〜リミットは1年!ドキドキのお迎え準備〜
PORTRAIT HAPPY JACK RUSSELL DOG WALKING AND PLAYING IN A SPIKE FIELD.

2024年2月現在。今年の秋から来年の春までの間にいよいよワンコをお迎えすることになった。

それはもう楽しみ過ぎて夜しか眠れないし、仕事そっちのけで「みんブリ」の今お迎え可能な日本全国の子犬たち約7000匹(2024.2時点)をくまなくチェックしてしまう次第である。

「犬を飼う=犬が好き」ということは大前提だが、ただ「好き」というだけでは飼えない。
これまでとはガラリと生活が変わってしまうといっても過言ではないのである。
そこで、ここはいちど正気に戻って、犬を迎えるために必要な心構えを確認していくとする。


犬を迎える前の心の準備

飼い主を見上げるコーギー

犬は可愛い。
自然に生きる動物のなかでもワンコは人間と一緒に生きることを選んでくれた奇特な生き物だという。
そんなワンコを安易な気持ちで飼ってしまい後々後悔することのないよう、お迎え前の全飼い主がイメトレすることをすすめたい。

犬が本当に好きか

大前提として、犬が好きでないと迎えるべきではない。
そもそも好きじゃないのに飼うというのはどうゆう状況だろーか。
昔ながらの防犯対策が目的であったとしても、大切にしてあげて欲しい。
ちなみに、ベロベロなめて愛情表現される覚悟は必須である。

家族は犬が好きか

好きなら問題ないが、一人でも苦手な人がいるというなら大ピンチだ。
なかには飼い始めてメロメロになったという話も聞くが、自分の家族がそうなるとは限らない。とはいえスッパリ諦められるわけも無く…。
ワンコを迎えるまでの間にターゲットをドッグカフェなどへ連れて行き慣れてもらうことから始めてみよう。一番の理想は、人間のパートナー選びの時点で犬好きの人を選ぶといいのだが…恋愛ってそんなカンタンなもんじゃないから困っちゃうのよね☆

最低限の暮らしが保証できるか

お金持ちしか犬を飼うなという極論を唱える人もいる。しかしワタシはそう思わない。
実家は決して裕福ではないがペットたちはふくふくとしあわせそうだ。いつも笑っている。いいことだ。
ただし人間の世界でも国民の権利として『健康で文化的な生活水準を維持することができる状態を保証』されているように(本当に国民全員に保証されているかは謎だが)
ワンコにも最低限、快適な衣食住を整えて必要な予防接種を受けさせてあげる。
その分のお金を捻出は必ずしなくてはならない。
ちなみにワンコのホームレスは即、命に関わる。

犬の都合にも配慮する

犬を迎える=新しい家族を増えると捉えるべきである。
ワンコの体調によっては予定を変更するのもあたりまえ。
デパートへ行くのを、広い公園やドッグランに変更する日も出てくるだろう。
犬種にあった適度なお散歩時間は必ず取るべきだ。
ワンコに時間を割くのではなく、ワンコの時間も人生に自然と組み込むようにしたい。

これまでと比べて部屋が汚れる覚悟

ワンコの誤飲誤食を防ぐため、小さな雑貨やティッシュなどは隠し、部屋を綺麗に保つ努力が必要。
その反面、トイレの失敗や犬種による抜け毛、ワンコ臭などはある程度の覚悟も必要となる。
しかし、飼い主のお掃除andお片付けセンスによるところもあるかもしれない。
超お金持ちだと犬用のお部屋なんかを設けて支障なかったりするんだろうな。う、羨ましくなんか、ないんだからね!

オシャレに制限が出る

香水は厳しい。
令和のいま、香水をプンプンさせる風潮でもない感じではあるが、それなら自然派のアロマはどうだろうか?なんと、アロマも要注意なのだ。
ワンコはネコよりは許容できるらしいが、なんせ犬は鼻がいい。
しかも意外とニオイの好みもあるらしい。良かれと思ったアロマに「くっせぇ!」とオエオエする子もいるそうだ。
さらに飼い主の考え方にもよるが、プラプラさせたアクセサリーは引きちぎられる可能性もあるし、カシミヤのセーターに爪が食い込むとか、水飲んだ後びちゃびちゃの口でハフハフ寄ってきたり、どろんこの手足でハフハフじゃれついてきたり…ということが想定される。
ワタシはこの機会にオシャレの方向性を変えてみようと思う。

姿が変わることを知っておく

例えばうちにやって来たときはコロコロむちむちの可愛らしい子犬だったとして、成長すれば姿は変わる。ヒョーンとした顔になるかもしれないし、ブチャッとした顔になるかもしれないし。可愛い。歳を取ったり、病気などでも変わる。近所のコーギーちゃんは病気で目玉がコロリと取れてしまった。そうやって姿が変わっても、変わない愛情を注げるか、想像してみよう。

介護が必要になる可能性もある

あと一歩でアヤシイ猫屋敷と化してしまいそうな、現在猫まみれの我が実家であるが、母は昔から絶えずワンコを飼ってきた。
早々に家を出てしまったワタシには経験がないのだが、母は幾度となくワンコの介護を経験している。
ワンコの介護もまた大変なもので、下のお世話はもちろん、四六時中吠えたり、徘徊したりとバリエーション豊からしい。
ある日母は助言をくれた。
「大型犬は人間並みに大変だ」と。
介護の大変さは人の世も犬の世も大変の一言では済ませられないとは思う。とにかく覚悟しておこう。

必ずお別れが来ることを知っておく

迎える前から考えるのもマイナス思考過ぎる。考えると泣いちゃいそうだ。
でも避けては通れない現実である。
そして順番としては私たち飼い主が愛犬を「看取る」のが正しく幸せなことだと考えたい。
たくさんの愛情を伝えて、さようならできるよう毎日を大切にしよう。
スマホしながら散歩なんて絶対しないぞ。
別れが悲しいから飼わないというのも選択肢の一つかもしれない、と私は思う。

必ず行うべき下調べ

犬を飼う準備について検索するトイプードル

アレルギーはないか?

ワンコを迎えて発覚するとエライことになるのが犬アレルギー。
アレルギーの症状としては蕁麻疹、目の痒み、くしゃみ、酷いと呼吸困難を起こす。
ワタシは猫アレルギー持ちなのだが、実家に帰省する際は必ず抗アレルギー薬を処方してもらうし、無いとたぶんあっさり死んじゃうと思う。これでも大人になって触れるようになったのだが、アレルギーというのはそれくらいキョーレツなのである。
幸いなことに犬のアレルギーは猫アレルギーほどひどくないとも聞く。(もちろん人によるが。)
実は知り合いに、家族が犬アレルギーでありながらワンコと暮らしている友人がを2組ほどいる。
対策としては、犬アレルギーホルダーとワンコの濃厚な接触は控える(ワンコを吸わない。舐めさせるのは手だけ。)、触ったらもちろんすぐ手を洗う、部屋の掃除や喚起を頻繁にしっかり行い、カーテンも結構な頻度で選択する…と。
まあなかなか大変そうではあるが、本気で飼いたいならイケそうな感じはする…かな。

住む家がペット可能かどうか

持ち家なら関係のない問題だが、賃貸・分譲を問わずマンションでは絶対に!確認しておくべき事項である。
ワタシは引っ越しの際、ペット可の家を選んだのでその辺はバッチリクリアしている。
「必ず理事会に届けを出す」「小型犬3匹まで」「敷地内では抱っこ」などという細かな規定もあるので、面倒だが必ずチェックしておこう。
余談だが以前我がマンションのエントランス目の前に人間ほどの大きさのウ●チが落ちていたことがある。
さすがに小型犬では出せない大きさだったためマンションのワンコたちが疑われることはなかったが、そういった予期せぬアクシデントの際あらぬ疑いをかけられないためにも、普段から挨拶をし品行方正な飼い主であることに努めよう。
しかし、あのウ●チ、誰が落としていったのだろーか・・・

お留守番の時間はどれくらい?

必ず家に誰かいる状況であれば問題ない。
しかし、一人暮らしや共働きなどでは考えるべき問題だと思う。
ワンコは群れで暮らす生き物なので、基本はお留守番が苦手だ。とはいえ「飼い主がちゃんと帰って来る」と理解するよう躾けることができれば、良い悪いは別として大人しく一人の時間を過ごしてくれるという。
ただし、あまりにも残業が多いなど長時間の留守番を、ほぼ毎日強いるというのはどうだろうか。
正直、それが理由で今はワンコを諦めている…というワンコ好きもたくさんいると思う。ワタシもそうだった。
また、赤ちゃんの頃から飼う場合では数か月は必ず家にいるべきである。
お医者さんの中には月齢の低い子犬を置いて仕事に行くのは『虐待だ』と強い言葉で言い切る先生もいる。
ワンコが好きなら、飼う時期を見極めるのも大切な心掛けといえるだろう。

動物病院の情報を仕入れておく

ワンコを迎えたらすぐ、健康診断のためにも病院に行く方が好ましい。
そういった意味でも近所の動物病院を場所を調べ、もし知り合いで通っている人がいるなら直接どういう先生なのかなどのリサーチをしておく。
またペット保険に加入している、または加入予定の場合は病院によって対応している保険会社が異なる場合も多い。自分が行こうと思っている病院が対応している保険会社を選ぶ、という手もありだ。

犬種の目星をつけておく

目が合えばその子が運命の子…☆
とワンコ好きなら考えるが、一応事前にある程度迎えるワンコの犬種を絞っておくといい。なにより楽しいし。
ポイントは
●大きさ
●犬種による性格
●その犬とどうなりたいか
→おっとり過ごすのか活発に出かけるのか。積極的にドッグスポーツの大会を目指してみちゃうとか。

そしてマンション住まいのワタシが目星をつけているのは
➀飼いやすさNO.1のプードル
②昔から欲しかったポメラニアン
③ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
④ミニチュアシュナウザー

当初、元気いっぱいのジャックラッセルテリアがいいなと考えたが、
調べて分かったのは、大型犬をも超える運動量が必要なのだそうだ。あの体はどうやら筋肉の塊といっても過言ではないらしい。
広さ控えめの我がマンションではどすどすされるとさすがに下階の老夫婦のご迷惑にもなる。
運動ができないとワンコはどうなるかというと、ストレスが溜まり、吠えたり噛んだりの問題行動を起こしてしまう。ジャックは顎の力も大型犬並みというから…候補から外すことにした。

万が一飼えなくなった場合の引き取り手を考えておく

もしも私の身に何かあったら…、は決して映画の世界だけではない。
万が一自分が先にいなくなってしまっても、安心してワンコが暮らせるよう、引き取り手を探しておくことも大切だ。シニアの方に限らず、である。

犬にいつまでも変わらぬ愛情を注ぐ

ワンコの寿命は平均で14年。
小型犬だともう少し長いし、大型犬ではもう少し短い傾向にあるらしい。
これからの人生、隣にワンコがいると考えるとなんとも不思議な気持ちになる。
何をしようか。近所の公園、犬天国のドッグラン。
実家の海を見せてあげたいし、猫たちにも会わせなくてはいけない!
最後の瞬間まで大好きを伝えて幸せにする覚悟を持って、ワンコを迎えたい。

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